禁煙外来
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禁煙外来について
禁煙外来は、喫煙をやめたい方を支援するための外来です。
外来診療は火曜日午前です。喫煙は、ニコチン依存症という一種の薬物依存症です。 「意思が弱いだけの問題」でも「吸いすぎの問題」でもない、病気であるという視点が必要です。
当院では、禁煙補助薬(飲み薬)を使うことにより、無理なくたばこをやめる支援をします。喫煙することで増える病気
喫煙は、悪性腫瘍、脳血管疾患(脳梗塞や脳出血)、循環器疾患(狭心症や心筋梗塞)、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患、喘息)、糖尿病や歯周病など様々な疾患の発症リスクを上げます。 また、喫煙をしていなくても、喫煙者の煙を吸い込む受動喫煙により、肺がんや喘息、乳幼児の突然死症候群などのリスクが上がります。喫煙は本人だけではなく、周りの人の健康にも害を及ぼします。
禁煙による変化
禁煙すること(ニコチンの依存から離脱すること)で変わることは、味覚や嗅覚が鋭くなる、体臭が減る、経済的に楽になる、喫煙場所を探し回るなどのストレスからの解放など、多岐に渡ります。 長く禁煙できればできるほど、心肺機能が改善され、喫煙していた時よりも病気にかかるリスクが減っていきます。
禁煙補助薬
当院で使用している禁煙補助薬は、内服薬(チャンピックス®)です。 チャンピックスは以下のような特徴があります。
• ニコチンを含まない飲む禁煙補助薬です。
• 離脱症状だけでなく、喫煙による満足感も抑制します。
• 最初の1週間は喫煙してもかまいません。第2週目からは完全禁煙となります。
• 貼り薬ではないので、皮膚のかぶれなどの問題がありません。
• ニコチンを含まないので、循環器疾患を持つ方にも使用しやすいお薬です。
治療スケジュール
チャンピックスは徐々に量を増やして12週間飲み続けます。
その間5回、受診していただき、体調の変化や内服による副作用の有無、禁煙状態などについて確認させていただきます。禁煙外来と保険
当院では、禁煙外来を保険診療で受けることができます。
保険診療での治療は、以下の全てに当てはまることが必要です。• 直ちに禁煙しようと考えていること
•ニコチン依存によるスクリーニングテストで、ニコチン依存症と診断されること。
•35歳以上の方は、ブリンクマン指数(=一日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上であること。
•禁煙治療を受ける説明を受け、治療を受けることを文書により同意すること。
•過去1年以内に保険を使った禁煙外来診療を受けていないこと。
上記に該当しない方の場合は自費診療となります。禁煙外来と料金設定
当院で使用する禁煙補助薬は内服薬(チャンピックス®)です。
保険適応の診察は、12週間で5回の受診をしていただきます。
値段は、おおよそ12,000円から20,000円程度です。
以下のような場合は自費診療となります。
• 全5回の治療を超えて引き続き治療を希望される場合。
• 初回の治療開始から1年以内に再度治療を希望される場合。
• 禁煙治療の保険適応条件には当てはまらないが、同様の治療を希望される場合。受診の方法
予約
当院までお電話でお申込みください。
受診
当日受付までお越しください。問診票等に記入していただいた後で診察致します。
禁煙外来担当スタッフ
日本禁煙学会禁煙認定指導医
妻沼 りこ(2019年11月15日取得)
日本禁煙学会禁煙認定指導看護師
西塚 はな子(2019年11月15日取得)
日本禁煙学会認定禁煙サポーター
岡崎 順子(2019年11月4日取得)
奥山 真理子(2019年11月4日取得)